インストール

事前準備

以下のソフトウェアが必要です。あらかじめインストールしておいてください。インストール方法は割愛します。

rpm名はFedora Linuxのものです。

  1. DBサーバ
    • PostgreSQL 8.2以降 (rpm: postgresql-server)
  2. APPサーバ
    • Ruby 1.8.7
    • Ruby on Rails 3.0 (gem: rails)
    • PostgreSQLライブラリ 8.2以降 (rpm: postgresql-devel)
    • PostgreSQL Rubyバインディング (gem: pg)
    • JDK (Java SE) 6 (rpm: java-1.6.0-openjdk)
    • Apache FOP (rpm: fop)
    • will_paginate (gem: will_paginate)

また、Linuxで動かす場合は、まともなフォントを用意したほうがいいと思います。例えば、一般利用者向けIPAフォントのダウンロード || OSS iPedia

Note.

Fedora 15 Linux の fop-0.95-5.fc14.noarch パッケージは、パッケージングが不味くて、100% クラッシュしてしまいます。Bug 704298.

Apache FOP にある、fop-1.0 のバイナリパッケージを使えば大丈夫です.

データベースの作成

config/database.yml ファイルを編集し、データベース名、データベースユーザ、パスワード等を設定します。

PostgreSQLでデータベースを生成します。

$ createuser -U postgres -h localhost データベースユーザ
$ createdb -U postgres -h localhost -E UTF8 -O データベースユーザ データベース名

psql コマンドでPostgreSQLに接続し、db ディレクトリの schemaファイルをインポートします。

$ cd db
$ psql -U postgres
postgres=# \connect データベース名 データベースユーザ
データベース名=> \i schema

事前設定 (APPサーバ)

環境変数

Apache FOPを使うために、環境変数を設定します。

export JAVA_HOME=/usr/java/latest
export FOP_HOME=/opt/fop-0.94

environment.rbファイル

Ruby on Rails に追従するときは、config/boot.rb ファイルを更新させ、必要があればRubyGemsも更新します。

$ rake rails:update
$ su
# gem update --system

fop-conf.xmlファイル

config/fop-conf.xmlファイルを編集し、フォントファイルの場所を変更します。

基礎データの生成

グローバルな設定をデータベースに登録します。アプリケーションのトップディレクトリで、

$ rake db:seed 

起動

起動します。次の例は、passenger を使う場合です。--portを省略した場合は、ポート3000になります。

$ passenger start --port=5000

ホスト名:5000 にアクセスすれば、トップページが表示されます。

ユーザ登録

/account/signup にアクセスし、最初のユーザを登録します。この方法で登録できるのは、最初の一人だけです。