メールサーバ & Webメール

(2014.11)

(2019.1) 更新.

メールサーバを選ぶ

最近は、組織でメールサーバを立ち上げるのではなく, Offic365などを勧めている。面倒がない。

Office365 Business Essentials (300名まで) 540円 /user /month.
Office365 Enterprise E1 (300名超) 870円 /user /month.
G Suite (Gmailなど) Basic 600円 /user /month; Business 1,200円 /user /month.

組織で使うときは、原則として Business プラン。

Amazon WorkMail 4 USD /user /month. オンプレミスの Active Directory と統合することもできる。クライアントからは Exchange サーバとして見える。imapでもOK.
IBM Verse 693 円 /user /month. 使っている組織というのを聞いたことがない。いいんだろうか?

=> 中身は ただの Notes らしい。それは聞いたことがないはずだ。(2018.12) インド HCL Tech社に売却を公表。

ただ逆に、メールの重要性が低くてかつ人数が多いというような組織だと、かなり高くつく。500名 * 870円だと、年額520万円。

オンプレミスでWebメール

単なる「メールサーバ」は、非常に枯れているので, Postfix + Dovecot ぐらいで問題ない。

Webメールも使えるようにしたい。

例えば, 商用製品だと, Active! mail (株式会社クオリティア, 旧株式会社トランスウエア) などがある.

ただ, Active! mail 6 は, 2008年にはすでにリリースされており (リリースは2007年頃?), いい加減どうしようもなく古さが感じられる.

Webメールクライアントを探してみた. いくつかある.

  • Roundcube - Free and Open Source Webmail Software Webメールソフト. PHP 5.5ベース.

    Fedoraにはパッケージが用意されている (roundcubemail).

    Webメールに RoundCube を組み込んだ Kolab もある。https://kolabenterprise.com/ (オープンソース版もあり). 企業サポートもある。

  • Open, Secure Collaboration Tools - Zimbra eメール&コラボレーションサーバ. Microsoft Exchange Serverの代替. クライアントとしては, Webメールの "Zimbra Web Client" や, デスクトップアプリの "Zimbra Desktop" がある. (Microsoft OutlookでもOK?)

    実際に使っている会社を見たことがある。

    2017.12 に, Zimbra 8.8 の提供を開始。

  • Webmail - The Horde Project スレッド表示が可能な, Webメール.
  • SOGo: Open Source Groupware GPL/LGPL v2でライセンスされる, オープンソースのグループウェア。このWebメールクライアントが、スレッド表示できる。 [画像1] [画像2]

    デスクトップ版 Outlook でも使える。

    2018年 3月に v4.0.0 がリリースされている。開発はカナダの Inverse 社.

以降では, Zimbra Collaboration を試してみる。

Zimbra Collaboration

(2014.11) (2019.1)

Zimbra Collaboration は, メールサーバ + Webベースメールクライアントを組み合わせたもので, 積極的にオープンソースを活用している。

Zimbra, Inc.社が提供している. Zimbra, Inc. が Synacor, Inc.に 2015年8月に買収されたことにより、現在は Synacor, Inc. のプロダクトになっている。

日本では, 昔は SCSKが reseller だったが, 現在は Zimbra Japan が提供。日立ソリューションズも、ページがある。

利用技術

Zimbra Collaboration は, 内部で数々のオープンソースソフトウェアを利用している。

  • nginx - Webサーバ
  • postfix - MTA
  • openldap - LDAPサーバ
  • unbound - DNSキャッシュサーバ
  • clamav - anti virusエンジン
  • SpamAssassin / dspam - SPAM避けメールフィルタ
  • lucene - 全文検索エンジン

子ページ

Postfix の設定

商用版だと, on-premiseでも cloud でも導入できるようだが, 今回は, オープンソース版を手元のサーバにインストールした.

管理画面

別ホストからアクセスするときは, あらかじめ firewalld の設定が必要.

Webブラウザで, https://サーバ名:7071/ にアクセス

初期状態では, 正しい証明書がインストールされていないので, 警告が表示される. 当然, 本番では正しい証明書に差し替える必要あり.

管理者ユーザの初期設定

ユーザ名: admin
パスワード: インストール後に設定したパスワード

状況の監視, 設定などは, Web画面でできる.

初期設定は, 次のステップでおこなう.

  1. 開始
    1. 証明書をインストール
    2. デフォルトの提供サービスを設定
  2. ドメインを設定
    1. ドメインを作成
    2. GALを設定
    3. 認証を設定
  3. アカウントの追加
    1. アカウントを追加
    2. アカウントを管理
    3. 移行と共存

Webメールを使わない設定も, 当然できる。POP / IMAP の両方とも対応.

Webメール

Zimbra Collaboration のWebメールクライアントは, 標準で日本語に対応している.

Zimbra Web Client でも、スレッド表示できる。切り替え可能. 当然, クライアントにインストールするZimbra Desktopでも、スレッド表示 (conversation view) がある。

データの保存先

メール /opt/zimbra/store