Zimbra Collaboration

(2014.11)

(2019.1) 更新.

Zimbra Collaboration を試してみる。

Zimbra Collaboration

(2014.11) (2019.1)

Zimbra Collaboration は, メールサーバ + Webベースメールクライアントを組み合わせたもので, 積極的にオープンソースを活用している。

Zimbra, Inc.社が提供している. Zimbra, Inc. が Synacor, Inc.に 2015年8月に買収されたことにより、現在は Synacor, Inc. のプロダクトになっている。

日本では, 昔は SCSKが reseller だったが, 現在は Zimbra Japan が提供。日立ソリューションズも、ページがある。

利用技術

Zimbra Collaboration は, 内部で数々のオープンソースソフトウェアを利用している。

  • nginx - Webサーバ
  • postfix - MTA
  • openldap - LDAPサーバ
  • unbound - DNSキャッシュサーバ
  • clamav - anti virusエンジン
  • SpamAssassin / dspam - SPAM避けメールフィルタ
  • lucene - 全文検索エンジン

子ページ

商用版だと, on-premiseでも cloud でも導入できるようだが, 今回は, オープンソース版を手元のサーバにインストールした.

管理画面

別ホストからアクセスするときは, あらかじめ firewalld の設定が必要.

Webブラウザで, https://サーバ名:7071/ にアクセス

初期状態では, 正しい証明書がインストールされていないので, 警告が表示される. 当然, 本番では正しい証明書に差し替える必要あり.

管理者ユーザの初期設定

ユーザ名: admin
パスワード: インストール後に設定したパスワード

状況の監視, 設定などは, Web画面でできる.

初期設定は, 次のステップでおこなう.

  1. 開始
    1. 証明書をインストール
    2. デフォルトの提供サービスを設定
  2. ドメインを設定
    1. ドメインを作成
    2. GALを設定
    3. 認証を設定
  3. アカウントの追加
    1. アカウントを追加
    2. アカウントを管理
    3. 移行と共存

Webメールを使わない設定も, 当然できる。POP / IMAP の両方とも対応.

Webメール

Zimbra Collaboration のWebメールクライアントは, 標準で日本語に対応している.

Zimbra Web Client でも、スレッド表示できる。切り替え可能. 当然, クライアントにインストールするZimbra Desktopでも、スレッド表示 (conversation view) がある。

データの保存先

メール /opt/zimbra/store