Q's Calcには次の組み込み関数が用意されています。
引数の記号の意味は次の通り。
x, y | 実数 |
n | 指標。最も近い整数値に丸められる。xを丸めたnは,n = int(x + 0.5)と定義する。 |
xの絶対値。
xの逆余弦(arc cosine)。単位はラジアン。cosθ=xとなるθ
-1 <= x <= 1
0 <= arccos(x) <= pi
原点と座標(x, y)とを結ぶベクトルが正のx軸となす角(偏角)。単位はラジアン。逆時計回りを正とする。
x = y = 0であってはならない
-pi < angle(x, y) <= pi
xの逆正弦(arc sine)。単位はラジアン。
sinθ=xとなるθ
-1 <= x <= 1
-pi/2 <= arcsin(x, y) <= pi/2
xの逆正接(arc tangent)。単位はラジアン。
tanθ=xとなるθ
-pi / 2 < arctan(x, y) < pi / 2
x以上で最小の整数。
ceil(x) = -int(-x)
xの余弦(cosine)。単位はラジアン。
xの双曲線余弦(hyperbolic cosine)。単位はラジアン。
xの余接(cotangent)。単位はラジアン。
xの余割(cosecant)。単位はラジアン。
現在の日付。
実装されていません。-1を返します。
ラジアンを度に変換する。
deg(x) = x * 180 / pi
イプシロン。x + ε != xとなる最小値。
xによって戻り値が異なります。
指数関数。自然対数の底eのx乗。
xの小数部。
fp(x) = x - ip(x)
xを超えない最大の整数。
xの整数部。
ip(x) = sgn(x) * int(abs(x))
xの自然対数
x > 0
xの常用対数
x > 0
2を底とするxの対数
x > 0
xとyの大きい方の値
処理系が表現できる有限の最大の整数
実装されていません。
xとyの小さいほうの値
yを法とするxの値。
y != 0
mod(x, y) = x - y * int(x / y)
円周率。
度->ラジアン
rad(x) = x * pi / 180
xをyで割った余り。ただし普通はmod(x, y)を使うべき。
y != 0
remainder(x, y) = x - y * ip(x / y)
一様乱数
0 <= rnd < 1
現在実装されているrnd()の周期はかなり短いようです。
xを小数点以下n + 1桁で四捨五入しn桁まで求める。
round(x, n) = int(x * 10^n + 0.5) / 10^n
xの正割(secant)。単位はラジアン。
符号を得る。
x < 0のとき-1
x = 0のとき0
x > 0のとき+1
xの正弦(sine)。単位はラジアン。
xの双曲線正弦(hyperbolic sine)。単位はラジアン。
xの非負の平方根。
x >= 0
xの正接(tangent)。単位はラジアン。
xの双曲線正接(hyperbolic tangent)。単位はラジアン。
その日の午前0時0分からの経過秒数。午前0時0分のtime()は0である。
実装されていません。-1を返します。
xを小数点以下n + 1桁で切り捨てn桁まで求める。
truncate(x, n) = ip(x * 10^n) / 10^n
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