Beyond Accounting Version 5 では, ビジネス支援機能を実装していきます。
最初からインボイス制度と電子帳簿保存法を前提として組み立てると、会計システムの形も変わる。「優良な電子帳簿」を満たすのは、それなりに対応が必要。
○販売請求書 -- 合計してから税率を掛けて、丸めは税率ごとに1回のみ。
Peppol (Pan European Public Procurement Online) format とその上に Japan PINT Invoice (UBL) / Japan PINT Credit Note などのルールセットがある。
○経費精算 -- 領収書ごとに相手のインボイス登録番号が必要。とても面倒! 手間も掛かる。
領収書の保存が不要なケースはこれだけ:
○他の事業者 B が当社 (A) が負担すべき経費を C社に対して立替払いした場合、C社のインボイスの保存が必要。経費精算の仕組みで、支払先を取引先 B にできるようにする。
○IFRS15 / 収益認識基準
一定期間にわたり充足される履行義務については,「契約資産」勘定科目を使う。販売請求書の発行タイミングではない計上になる。
受注管理機能を作る。契約変更 (注文変更) の処理ができるようにする。
「前受金請求書」機能。
○IFRS16 / リース会計基準
オペレーティングリースについてもオンバランス (使用権資産) する。リース期間 (契約期間とは限らない.) に変更があった場合など、リース債務の再測定をおこなって、使用権資産の金額修正をおこなう。
固定資産の再評価として処理する。
税務との乖離が大きくなったため、依然として,「所有権移転」「(所有権移転外) ファイナンスリース」「オペレーティングリース」「非リース」の区別が必要。
会計基準
総合振込について, ISO 20022 に対応した電文フォーマット (XML) を出力できるようにする。