WebアプリケーションをRubyで制作する場合、CGIではなく、Rack もしくは Ruby on Rails を使うべきです。次のページを参照してください。
2004.07.02更新。
拙著『Ruby de CGI』のサポートページ。
書名 | Ruby de CGI -- Rubyで作るインタラクティブWebサイト |
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著者 | 堀川 久 |
判型 | B5変形・262ページ |
発行所 | オーム社 |
ISBN | 4-274-06472-7 |
定価 | 本体2,200円+消費税 |
Google ブックスにて、60ページほどを読むことができるようになりました。Ruby de CGI - Google Books
本書は,Rubyを用いて、Web掲示板やメール送信フォームといったCGIプログラムを製作する方法を解説する入門書です。
構成は大きく分けて解説部と実践部に分かれます。加えて、セキュリティについて独立した章を設けています。
解説部では、HTMLでフォームを作成するためのタグ(要素)や、Rubyの基礎、CGIライブラリなどについて、初歩的なところから解説しています。
実践部では、次の題材を取り上げて、実際にプログラムを製作していきます。その流れや注意すべき点などについて解説を加え、技術的な面についても説明します。
これらのプログラムは、題材としてはありふれていますが,その部品−−フォーム,CGIライブラリ,ファイル操作,メール送信,セッション管理など−−は,どれも幅広く使えるものです。これらの部品を組み合わせれば,独自のCGIプログラムを製作するときも躓かないだろうと思います。
セッション管理の部分は,若干難しいところもあるかもしれませんが,それでも取り組む価値があるものです。
ところで、CGIプログラムは,Webサーバーで公開されると,不届者の攻撃を受けることがあります。第7章では,堅牢なCGIプログラムを書くための,セキュリティについても解説します。
自分でデザインしたCGIプログラムを設置し,公開したい人が対象となります。本書ではRubyについても解説しているので、Rubyに触れたことがない人でも,読みこなすことができると思います。
ただし,Rubyはおろか,まったくプログラミングをしたことがない場合には,もっと噛み砕いてプログラミング(あるいはプログラムが動く仕組み)について解説した本をあらかじめ読んでおいた方がいいと思います。たとえば次の本が,人気があるようです。
次のWebサイトに感想などがあります。いい声ばかりではありません。
サンプルプログラムの入手はこちらから:Ohmsha オーム社 Ruby de CGI
オーム社の手違いにより,著者名に事実と異なるところがあります。(オーム社了解済み)
誤:オブジェクトの永続化ライブラリ 正:オブジェクト永続化ライブラリ
(2002.10.01追加)
誤:pipe.print e2j(line), "\n" 正:pipe.print NKF.nkf("-j -E -m0 -f70", line).chomp, "\n"
Ruby 1.6とRuby 1.8では、CGIライブラリの仕様が変わっています。同じスクリプトを動かすための方法は、次のページをご覧ください。
Ruby 1.6と1.8の両方でCGIスクリプトを動かすには
p.249以降で簡易なWebサーバwwwsrvのインストール法を解説しています。wwwsrvがバージョンアップして、設定ファイルに非互換な変更が生じています。