(2008.11.8 この節を更新。)
Haskellでプログラムを作るには、コンパイラかインタプリタを用意します。次のようなものがあります。
2020年5月現在, 実質的には GHC一択です。実装が一つだけ、というのは、規格と実装が癒着しやすく、あまりよくない。
クライアントアプリケーションを作るときは GUIライブラリも必要です。こなれているのは次の二つだと思います。
ここではgtk2hsをインストールしてみます。
Windowsの場合は、先に MinGW 環境を整えます。MinGWのインストールは MinGWのインストール を参照してください。
次にGHCをインストールします。2008.11 現在、安定版の最新版はバージョン6.10.1です。
Windows用にバイナリ版が用意されているのでそれを利用します。インストーラをダウンロードしてきて実行します。
次はgtk2hsです。
gtk2hs は gtk2ライブラリを必要とします。先に Windowsネイティブなgtk2アプリケーションの開発 を参考に、インストールしておきます。
2008.11現在、Gtk2Hs の最新版はバージョン0.9.13です。
これもWindows用にバイナリ版が用意されています。インストーラをダウンロードして実行します。
(2020.5)
GHC のインストールの後、多くのライブラリ・パッケージのインストールについては, Haskell Tool Stack を使います。解説はこちら; Haskell Stack でライブラリを安定させる
cabal-install パッケージはもはや使わないため、"ghc" パッケージだけを入れるようにすればよい。
# yum install ghc
(2020.5 ここまで.)
(2013.3 加筆.)
Haskell環境の導入は, 個別にパッケージをインストールするのではなく, haskell-platform というパッケージ一つをインストールすればいいようになっています。 Stack のほうがよい。上述。
Fedora 17 Linux の haskell-platform には, 次のようなものや、そのほか様々なライブラリが含まれています;
alex 2.3 | lexerジェネレータ |
cabal-install 0.10 | パッケージ管理 |
ghc 7.0 | Haskellコンパイラ |
happy 1.18 | パーサジェネレータ |
ライブラリには, OpenGLグラフィクスも含まれます。
Fedora 25 だと、次のバージョン;
alex 3.1 |
cabal-install 1.22 |
ghc 7.10 |
happy 1.19 |
# yum install haskell-platform
(2013.3 加筆ここまで。)
GHCには、インタプリタGHCiが付属している。ghciコマンドで起動できる。
抜けるのは :quit, ヘルプは :?
$ ghci ___ ___ _ / _ \ /\ /\/ __(_) / /_\// /_/ / / | | GHC Interactive, version 6.4, for Haskell 98. / /_\\/ __ / /___| | http://www.haskell.org/ghc/ \____/\/ /_/\____/|_| Type :? for help. Loading package base-1.0 ... linking ... done. Prelude> 1 + 2 * 3 7 Prelude> "abc" ++ "def" "abcdef" Prelude> [1] ++ [4] [1,4] Prelude> [1] ++ [2,3] [1,2,3] Prelude> :quit Leaving GHCi.