Linuxディストリビューションあれこれ

(2008.3.11) ページを分割。

(2019.9) リンク切れを更新。

Linux は, PCに限らず、組み込みシステムからメインフレームまでカバーするUNIX OS。厳密には「Linux」は、カーネルだけ。

通常は、ライブラリ、管理ソフト, 各種アプリケーションを集めて、ディストリビューションという形で配布される。

ディストリビューションに収録されるソフトは、どれも似たり寄ったりで、WebブラウザFirefox、Officeスイート LibreOffice などが含まれる。デスクトップ環境も GNOME など同じものばかり。

ディストリビューション間で違いが出るのは、パッケージ管理の方法。ディレクトリ構成、設定ファイルの場所も違いが出やすい。

ここでは, Linuxディストリビューションのうち、メジャーなものを列挙してみる。

(2019.9) 人気があるのは, MX Linux (Xfce), Manjaro (Arch Linuxベース; Xfce), Mint (Cinnamonデスクトップ, MATE), Debian, Ubuntu, elementary OS (Ubuntuベース; Pantheonデスクトップ), Solus (Budgieデスクトップ), Fedora.

とにかく GNOME が不人気。

Red Hat系

Red Hat Enterprise Linux のクローンなど。パッケージ管理は rpm.

Fedora

Red Hat Linuxがなくなって、開発がFedora Projectに引き継がれた。とにかく最新版を追求、頻繁にバージョンアップする方針。

yumコマンドでパッケージのアップデート、インストールが可能。だったが, dnf コマンドに変更になった。

配布サイト:
Fedora Project
ライセンス:
カーネルはGPLv2 or later

Fedora Linuxをベースにして商用のRed Hat Enterprise Linuxが制作されている。Red Hat Enterprise Linux のリリース日と収録カーネルの一覧

Fedora 12, 13 Red Hat Enterprise Linux 6 2010年11月
Fedora 19, 20 Red Hat Enterprise Linux 7 2014年6月
Fedora 28 Red Hat Enterprise Linux 8 2019年5月

セキュリティ勧告は、簡単なものがメーリングリストにて配信される (Webでアーカイブを参照できる)。文書はないに等しいので、必要があれば Product Documentation for Red Hat Enterprise Linux 8 などを参照するのがいい。

CentOS

Red Hat Enterprise Linuxをベースにした, フリーなOS.

(2019.9) CentOS 7 から CentOS 8 へのアップグレードは、何をどうやっても上手くいかなかった。クリーンインストールしかない。

CentOS 8は, GNOME 決め打ち。KDEは, パッケージもない。

CentOS 追加リポジトリを別途導入する。メンテナンスされているものは、次ぐらいか。

Extra Packages for Enterprise Linux (EPEL)
Fedora Project が提供。 EPEL - Fedora Project Wiki

RHEL/CentOS 6 or RHEL/CentOS 7用. RHEL/CentOS 7 用は x86_64, ppc64, ppc64le, aarch64.

単一のリポジトリ。Python 3.4 と 3.6がある。python36-3.6.6-2.el7.x86_64.rpm (2019-01)

IUS Community Project
Rackspace 社がスポンサー。IUS

RHEL 6/7, CentOS 6/7用. RHEL/CentOS 7用は x86_64 のみ。

EPEL をインストールすることが前提で, さらに追加パッケージを提供する。

パッケージ一覧; Packages - IUS. python34u-3.4.8-1.ius.centos7.x86_64 (2018-02), python35u-3.5.6-1.ius.centos7.x86_64 (2018-11), python36u-3.6.7-1.ius.centos7.x86_64 (2018-12)

EPELのさらに追加なので、それほど多くのパッケージがあるわけではない。

Software Collections (SCLs)
Red Hat が提供。Software Collections — Software Collections

RHEL / CentOS 7用。x86_64のみ。

"Collection" という形で, パッケージの集合を用意。コレクションごとにバージョンが固定される。

Python 3.6 (rh-python36) collection => rh-python36-python-3.6.3-3.el7.x86_64 (2018-04). マイナバージョンも固定してしまうようだ。

Debian 系

パッケージは deb. ツールは aptコマンド.

Debian

超巨大なディストリビューション。私は、何度か挑戦したものの、なぜかインストールできた例がない。縁がないのかもしれない。

配布サイト:
Debian -- ユニバーサルオペレーティングシステム
ライセンス:
カーネルはGPLv2 or later

セキュリティ勧告は、メーリングリストでの配信とWebでの掲示。

v3.0r2 woody (2003.11.21リリース) は, アップデートによって、カーネル2.4.19, gcc 3.0, glibc 2.2.5 という組み合わせ、らしい。

バージョン リリース 8 (Jessie) 2015年4月 9 (Stretch) 2017年6月 10 (Buster) 2019年7月 Debian 10 buster released

Ubuntu

デスクトップ用のLinuxディストリビューション。Debian をベースにしている。Canonical社が商用サポートを提供。

配布サイト:
Ubuntu - Linux for Human Beings
ライセンス:
カーネルはGPLv2 or later

Debian より, もうひとかた, 縁がない。

Arch Linux

パッケージ管理は Pacman. これは mingw でも使われているパッケージ管理ツール。

Knoppix

配布サイト:
KNOPPIX Japanese edition

CD-ROMのみで動作するLinuxディストリビューション。

(2014.3) KNOPPIX 7.0はDVD 4.2GBです。さすがにCD 1枚には収まらない。

Slackware

バージョン3.4まで使ってたが,パッケージ管理が貧弱。何でも自分でソースからコンパイルするならいいかもしれないし、また、そういう人向け。

配布サイト:
The Slackware Linux Project
ライセンス:
カーネルはGPLv2 or later

セキュリティ勧告はWebに掲載。

Slackware v10.0 (2004.06.23リリース) は、カーネル2.4.26, gcc 3.3.4, X.Org X11R6.7.0, GNOME 2.6.1, KDE 3.2.3という組み合わせ。

外部リンク

DistroWatch.com: Put the fun back into computing. Use Linux, BSD.