(2007.1.14 新規作成、公開)
開発用に持ち運べるPCが前から欲しかったが、このたび安い出物があったので、ノートPCを買ってみた。
Fedora Core 6 Linuxをインストールした。別に難しいところはなかったが、メモしておく。
今回買ったのはdynabook CX/925LL (2006秋冬モデル)。量販店向けの、Microsoft Officeが付いていないモデル。ハードウェア的には、dynabook CX/935LSと同じ。
持ち運ぶにはやや大柄の、A4ファイルサイズ。小さく(そして高価な)パーツは使わずに、汎用品を組み合わせていると思われる。家電量販店で税込み80,000円を切る価格で入手した。筐体が大きいので、キーボードはデスクトップと同じ幅だと思う。キーボードの左右に2cmずつぐらい余白がある。私は手が大きいので、このぐらいのほうがいい。重さは大きさのわりに軽めで、持ち運んでもあまり重くない。
画面サイズは1280 x 800ドット。XGAより広いので、2画面開いても大丈夫。これはいい。
バッテリは弱い。1時間程度しか持たない。バッテリで長時間持ち歩くことはそもそも考えていない。ACアダプタは小さいので、いっしょに持ち歩き、コンセントに差して使うことになる。
Fedora Core 6 DVDから起動し(DVDからの起動も問題ない)、ハードディスクをすべてフォーマット、デフォルトの設定でインストールした。
特に問題は発生しなかった。
ディスプレイ | 1280 x 800で表示できる。 |
サスペンド/レジューム | 正常にできる。 |
ハイバネーション | 正常にできる。 |
ネットワーク | インターネットに接続できる。 |
DVDドライブ | 正常に使える。CDも再生できる。 |
サウンド | 正常に再生できる。 |
発生した問題だが、たまに、マウスカーソルだけが反応し、クリックしても何も起こらない状態になることがある。ブラックアウトすることもある(マウスカーソルだけが表示される)。Xの問題かドライバの問題かは不明。こうなったときは、Ctrl + Alt + F2などでいったんコンソールに切り替え、Ctrl + Alt + F7でXに戻ればいい。xinitをkillしてもいい。
特に設定で困るところもない。必要なパッケージをインストールしていけばいい。WebブラウザはFirefoxが入っている。Flashプレイヤのパッケージが提供されていないので、自分で入れる必要がある。現在Adobeから提供されているのはバージョン7で、しかもそのままではインストールできない。バージョン9のテスト版がいいだろう。
私はキーボードは親指シフト (NICOLA) で入力しているが、SCIM + Anthyが親指シフトに対応している。ときどき打ち間違うが概ね入力感も悪くない。同時打鍵の判定時間を少し長めにしたほうがよさそう。Q's Nicolatterの出番がない。
Fedora 6 にはgcjのJava VMが入っているが、一部実装されていない機能がある。Fedora以外からソフトを入れる場合は、SunのJDKを入れたほうがいい。
Java SE 6は、まだこなれていないようだったので、Java SE 5.0にした。
そのままではフォントが正しく表示されない問題がある。RedHatのプロパティファイルをコピーして、フォントファイルの場所を正しい場所に修正する。
ついで、FirefoxにJavaプラグインを導入。
# ln -s /usr/java/jdk1.5.0_10/jre/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so /usr/lib/firefox-1.5.0.9/plugins
/usr/bin/java は /etc/alternatives/java を指している。/usr/sbin/alternativesコマンドで切り替える。が、今ひとつ分からなかったので直接置き換える。