メイルサービス・Webメイルソフト比較

メイルサービス

最近は、組織でメイルサーバを立ち上げるのではなく, Office 365などを勧めている。面倒がない。

Office365 Business Essentials Microsoft 365 Business Basic (300名まで) 540円 /user /month.
Office 365 Enterprise E1 (300名超) 870円 /user /month.
Google Workspace (旧G Suite) Basic Business Starter (300名まで) 680円 /user /month; Business Standard (300名まで) 1,360円 /user /month.

300名超は、Enterpriseプランで, 要問合せ。

Amazon WorkMail 4 USD /user /month. オンプレミスの Active Directory と統合することもできる。クライアントからは Exchange サーバとして見える。imapでもOK.
IBM Verse HCL Verse 693 円 /user /month. 使っている組織というのを聞いたことがない。いいんだろうか?

=> 中身は ただの Notes らしい。それは聞いたことがないはずだ。(2018.12) インド HCL Tech社に売却を公表。

ただ逆に、メールの重要性が低くてかつ人数が多いというような組織だと、かなり高くつく。500名 * 870円だと、年額520万円。

オンプレミスでWebメイル

単なる「メイルサーバ」は、非常に枯れているので, Postfix + Dovecot ぐらいで問題ない。

Webメールも使えるようにしたい。

例えば, 商用製品だと, Active! mail (株式会社クオリティア, 旧株式会社トランスウエア) などがある.

ただ, Active! mail 6 は, 2008年にはすでにリリースされており (リリースは2007年頃?), いい加減どうしようもなく古さが感じられる.

Webメールクライアントを探してみた. いくつかある.

  • Roundcube - Free and Open Source Webmail Software Webメールソフト. PHP 5.5ベース.

    Fedoraにはパッケージが用意されている (roundcubemail).

    Webメールに RoundCube を組み込んだ Kolab もある。https://kolabenterprise.com/ (オープンソース版もあり). 企業サポートもある。

  • Open, Secure Collaboration Tools - Zimbra eメール&コラボレーションサーバ. Microsoft Exchange Serverの代替. クライアントとしては, Webメールの "Zimbra Web Client" や, デスクトップアプリの "Zimbra Desktop" がある. (Microsoft OutlookでもOK?)

    実際に使っている会社を見たことがある。

    2017.12 に, Zimbra 8.8 の提供を開始。[2020.11] オープンソース版の提供は v8.8 まで。Zimbra 9 は, 商用のみ。

  • Webmail - The Horde Project スレッド表示が可能な, Webメール. [2020.11] 最新版は2017年9月のv5.2.22.
  • SOGo: Open Source Groupware GPL/LGPL v2でライセンスされる, オープンソースのグループウェア。このWebメールクライアントが、スレッド表示できる。 [画像1] [画像2]

    デスクトップ版 Outlook でも使える。

    2018年 3月に v4.0.0 がリリースされている。開発はカナダの Inverse 社.