(2018.10)
Web上には古い情報もそのまま残っている。NetBSD バージョン8.0 に適用できるものをメモ書き。
やることはだいたい FreeBSD と Linux との違い と同じ.
ユーザは, wheel
グループの一員でなければ, su できない。
/etc/group
ファイルを編集する. ユーザはカンマで区切る. 例えば, 次のようになる;
wheel:*:0:root,hori
shell は /etc/shells
ファイルのリストから選ぶ. /bin/sh, /bin/ksh, /bin/csh.
bash がない。うーむ。csh は違いすぎて慣れない. ksh がまだしも、か。
ログイン時のシェルは /etc/passwd
ファイルで設定する。=> これだけでは反映されない. 落とし穴。
chsh で指定するのが正しい. 自分の分でも、ユーザ名を省略できない。
$ chsh -s ksh hori
pwd_mkdb(8) を通じて /etc/master.passwd
ファイルが更新される. これで反映される.
DHCPは止めて、静的にIPアドレスを指定。
まずは, インタフェイス名を確認する。wm0
など。
$ ifconfig -a
/etc/rc.conf
ファイルに次を追加::
hostname="mango.fruits" ifconfig_wm0="inet 192.168.61.56 netmask 255.255.255.0" defaultroute="192.168.61.2"
/etc/resolv.conf
ファイルがない. 単に作ればOK.
nameserver 8.8.8.8
ここまでで、ssh 経由でログインできることを確認。
シェルが csh なら setenv コマンド.
$ setenv TZ Asia/Tokyo
ログイン時に自動設定。
シェルが ksh なら ~/.profile
に設定. csh だと ~/.cshrc
ファイル.
$ echo 'export TZ=Asia/Tokyo' >> ~/.profile $ echo 'export LANG=ja_JP.UTF-8' >> ~/.profile
NetBSD 用のサードパーティ・バイナリパッケージ集はこちら; pkgsrc.
FreeBSD とも異なる。pkg_add pkg_admin pkg_create pkg_delete pkg_info コマンドを利用する。
PKG_PATH
環境変数で、取ってくる場所 (URL) を指定。URLは _current のほうではない。そちらは開発バージョン. 次のようにして, パッケージをインストールする.
# PKG_PATH="http://cdn.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/amd64/8.0/All" # export PKG_PATH # pkg_add -v パッケージ名
/usr/pkg
以下にインストールされる.
# pkg_add sysupgrade pkg_add: Warning: package `sysupgrade-1.5nb10' was built for a platform: pkg_add: NetBSD/x86_64 9.0 (pkg) vs. NetBSD/x86_64 9.2 (this host) pkg_add: Warning: package `shtk-1.7' was built for a platform: pkg_add: NetBSD/x86_64 9.0 (pkg) vs. NetBSD/x86_64 9.2 (this host) sysupgrade-1.5nb10: copying /usr/pkg/share/examples/sysupgrade/default.conf to /usr/pkg/etc/sysupgrade.conf
アップグレード先のURLを指定する。
# /usr/pkg/sbin/sysupgrade auto http://cdn.netbsd.org/pub/NetBSD/NetBSD-9.3/amd64
VMware Workstation Player だと, xorg.conf
ファイルを調整しないと、高解像度でうまく動かない.
ひな形 xorg.conf.new
ファイルを生成する;
# Xorg -configure
xorg.conf
ファイルの定位置は、次のどこでもいいみたい; 分かりやすさは最初の場所か。
xorg.conf ファイルは次のようにする。コメントで囲んだ部分が変更点。これで VMware で上手く解像度を上げれる.
Section "Monitor" Identifier "Monitor0" VendorName "Monitor Vendor" ModelName "Monitor Model" ## for VMware HorizSync 1-10000 VertRefresh 1-10000 # end VMware EndSection
Section "Screen" Identifier "Screen0" Device "Card0" Monitor "Monitor0" SubSection "Display" Viewport 0 0 Depth 24 # for VMware Modes "2560x1440" # end VMware EndSubSection EndSection
サーバのテスト;
# X -config /root/xorg.conf.new
上記のように xorg.conf
ファイルを変更してしまえば, xrandrコマンドは特に必要ない。
pkgsrc には、次のデスクトップ環境がある; kde5 はまだ来ていないみたい。
# pkg_add -v xfce4
dbusが必要.
# cp /usr/pkg/share/examples/rc.d/dbus /etc/rc.d # echo 'dbus=YES' >> /etc/rc.conf
ログイン後, startx ではなく, startxfce4 で起動すればよい.
Settings > Settings Manager ウィンドウ, Appearance > Fontsタブ
Custom DPI setting: 160 ここで拡大の程度を調整する。
同じウィンドウ, Settingsタブ, Window Scaling: 2x これだと大きすぎ。端数が指定できない.