随感録 (1999年4月)

 駄文。

1999.04.29(祝)

 このWebページのスタイルシート,Netscape Navigatorでの表示をちょっとだけ考慮した。

1999.04.23(金)

 CORBA ORBのmico 2.2.6を試してみた。

interface Counter {
    readonly attribute short value;
    void incr();
    void decr();
    string name();
};

interface ReverseCounter: Counter {
};
 う,ReverseCounterを呼ぶとクライアントが落ちる。
interface Counter {
};

interface ReverseCounter: Counter {
    readonly attribute short value;
    void incr();
    void decr();
    string name();
};
 これならReverseCounterを呼んでも大丈夫だったが,ちょっとこれでは使い物にならない。

 downloadのページにomniORB on Linuxを使って再実験した結果を追加した。

1999.04.22(木)

 ホームページを開くためにHTMLファイルをメモ帳で書いてる人間がいて,とりあえずQ's SP Wrapper使えや,と言ってみたが,インストールが難しいのよね。

 知ってればどってことないし,手順に沿ってやるだけだから難しくないといえばそうなんだけど。でも初めてのチャレンジは不安だし,それに別にわざわざ知る必要もないか,と思って,Q's SP Wrapperをバージョンアップ。

 アーカイブの解凍さえできれば使えるようになったと思う。

 Webサイト内の移動を素早くするために,フレームで纏めて表示するのはよく見かける。ただフレームは2分割なので,上と左に置きたいとき,3枚HTMLファイルを用意する必要がある。なんとかならんか,という話。

<table border width="100%">
<tr><td>ここに<a href=...>を並べる
<tr><td width="20%">ここにも<a href=...>を並べる
        <td><iframe width="100%" src=...>need UA supports inline frame</iframe>
</table>
こんな感じでどうだろ。

1999.04.21(水)

 やっとQ's Nicolatter for Linuxが入力までできるようになった。

1999.04.20(火)

 Microsoft Office 97 SR-2と一太郎9アップデータが収録されてたので,ASCII 5月号を入手。

 しかしWindows 98 Second Edition,約1万円だって。その商品は欠陥だらけです,こちらの商品ならだいぶ欠陥が少なくなっています(新しい欠陥が3倍ほど入っていますが),今なら1万円,みたいな。私はもはやマイクロソフトに鐚一文くれてやろうと思わないが,マイクロソフトに健気に貢ぐ方々は大変ねぇ。いや,ただのバカ,という話も。

 HTMLで横向きの線に色を付ける:

<hr style="color:#ff0000" noshade size="10">
これは単純。

 縦向きの線に色を付ける:

<table style="border-right-style: solid; border-color: red; border-right-width: 10">
<tr><td>ほげほげ(線を付けたい内容)
</table>
ぐらいか。

 -right-が物理的な方向(画面の右)か,論理的な方向(行末)かが不明。どうも物理的な向き臭く,これだと縦書きの時に破綻しそう。右から左でも。

1999.04.19(月)

 HTMLファイルと別にしているスタイルシート・ファイルのエンコーディングを指定していなかったので,link要素で指定してみた。が,IE 4.0はきっちし無視してシフトJIS固定。む。

1999.04.18(日)

 minichatを公開。別にチャット自体に興味はなく,単なる非同期通信のテスト。

1999.04.15(木)

 QILM 2.5,member.nifty.ne.jp問題を解決したと思ったが,時々404 Not Foundを返すようになって,よけい酷くなってる気が。他の更新チェックソフトはちゃんと取れてるのかなぁ。

1999.04.13(火)

 QILM 2.5を公開。member.nifty.ne.jp問題は,このサーバー(のうち少なくとも1台)がHEAD methodを解釈できないから,と断定した。サーバー名を決め打ちして,常にGET methodを使うようにした。

1999.04.10(土)

 Webブラウザの前段はSGMLパーサーであるべき,というのを<1999.04.01>に書いた。

 CSSを実装するWebブラウザなら,次の2つを同じに表示するだろう。というか最初の例を後の例のように内部でいったん変換した後,CSSによって表示するのが自然な動作ね。

<table>
    <tr><td>ほげほげ<td><font color="red">はらひれ</font>
</table>
<span style="display: table">
    <span style="display: table-row">
        <span style="display: table-cell">ほげほげ</span>
        <span style="display: table-cell">
            <span style="color: red">はらひれ</span>
        </span>
    </span>
</span>

 HTMLのときは'display'プロパティは無視してもよい,となっているが,高速化,あるいはフレーム表示とか何かしらHTMLに特化した部分を除いて,扱いとしては他のSGML文書と区別する必要はなく,同様に作用させないと。

 このようにWebブラウザを実装すれば,あるCSSのプロパティが特定のHTMLの要素には使えるのに別の要素では使えない,という謎な挙動を効率的に駆逐することができるんじゃないかなぁ。Internet Explorerは,もろにこの問題に填っていて,内部に相当困難を抱えてるのが窺える。

 CSSで注意したいのは,CSSは表示上の木構造としてSGML文書の木構造をそのまま使う,すなわち要素Aの内側に要素Bを表示させたいときはSGML文書でもそのような構造になってないといけないこと。したがってCSSでは,本質的に,内容と表現の分離は達成できない。

 どうせ分離ができないんだったら,Webページの書き手としては,無理に分離しようという考え方(SGML原理主義?)を捨てて,HTMLで意味だけでなく,積極的に表現を記述してもいい。えーっと,HTML要素は,表示上の親子関係を規定し,そこで組み込みのCSSスタイルを使う,ぐらいの意味しか持たないと考えるわけ。

follow-up(s): 2000.04.08

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 溜まってたソフトをいろいろ試してみる。

(2018.1) おすすめWindowsアプリ (IDE & テキストエディタ) へ移動しました。

●テキスト作図

  • テキストペイント 2.50 -- Webサイト見当たらず [2020.10]

     枠が書きにくい

  • 罫子 1.1 (Webなし)

     なかなか。

●画像重複チェッカー

  • PickPix2 2.10a Mag's HomePage -- PickPix

    大きさなどが違っても類似と判断できるなど,画像の曖昧検索が相当強力。ときどき謎な判断をするが,気にならないレベル。

●MIDIプレイヤー

  • TMIDI Player 3.4.1 http://www.din.or.jp/~fummy/ リンク切れ

    音源エミュレーションが効果的

    • 使用音源 = SC-55mkII
    • フィルター = Force 55-MAP
    で今まで聴けなかった曲が聴けるようになって嬉しい。わずかにリズムが揺らぐ気がするが,気のせい?

    1999.04.11追記: 僅かっていうか,他に何か重い作業をすると,とたんにリズムが狂う。リアルタイムOSでないWindowsでMIDI再生などさせる方が誤り,という話もあるが。SuperMPUを直接制御してくれるといいんだけどねぇ。



1999.04.08(木)

 QILM, Q's Nicolatter for Linuxの解説を書いた。やっぱり解説とかちゃんと書かないと,広く使ってもらえないからねぇ。

1999.04.07(水)

 プリンタをLinux機に繋ぎかえた。今まで印刷中は他に何もできなかったが,Windows機の負担がなくなって,これはいい感じ。samba等の設定をメモしておく。

 Webブラウザの起動時のページ,どうしたらいい? と聞かれたので,ちょっちポータルサイトなるものを見てみた。

 Yahooのは悪くなさそう。まぁ,単に検索エンジンのページぐらいでもいいんだが。ちなみに私は自分のサイト。

 QILMで,WebサーバーがNetscape-Enterpriseのとき,というかmember.nifty.ne.jpが500 Internal Server Errorを返してくる。が,この原因が分からない。

HEAD /hogehoge/ HTTP/1.1
Host: member.nifty.ne.jp
Accept: */*
User-Agent: QILM/2.34
Referer: http://foo/
ぐらいなんだが,何か足りないのかなぁ?

1999.04.04(日)

インターネット経由で将棋ができるソフトを探してみた。

  • 通信将棋盤 1.3D Shogi borad
    通信将棋盤2はTCP/IP接続可能な2台のWindowsマシンで仮想の将棋盤を作成します。 インターネット経由での対戦ができます。 コンピュータとの対戦は出来ません。 ただしロビーサーバ等は用意されていませんので、対戦相手は自分で探さなくてはなりません。

    終了条件が「相手を詰める」ではなく,「相手玉を取る」になってる。それは将棋じゃないです。将棋に似たゲームだけど,操作感はなかなか。

  • 山城将棋 1.1 -- Webサイト見当たらず [2020.10]

     相手玉を取ってもさらに続行できるのが凄い。

将棋のルールってそんなに実装が難しいのかなぁ?

1999.04.01(木)

 1999.03.29付のWin32版Mozillaをダウンロードしてきた。

 日本語が通らない。これは致命的。

 スタイルシートの解釈はNavigator 4.5より随分まともになってる。テーブルがあると幅がおかしくなるが,セル枠を描き損じる4.5より良い。ただ現段階ではIE 4.0の水準まで達していない。正式公開までに追い越せるか。

<div>
<p>ほげほげ
</div>
<h2>はらひれ</h2>
と書いたときに,H2以降をDIVの子としてしまうことがある。ソースを読んだ訳ではないが,前段ってSGMLパーサーになってないのかな? 不用意にHTMLに特化するのではなく,SGMLパーサーとして書いて,DTDが指定されてないときはMIME typeによって適当に組み込みDTDを使うようにすれば,こんな無様なことにはならないだろうに。

1999.05.14追記:1999.05.11版は日本語も表示でき,かなり完成度が上がってきた感じ。