ViewVCのインストール

(2007.11.2)

複数の人で情報を共有するのに、Wikiシステムはとても便利です。ただ、Wikiは(差分を管理できるものでも)バージョン管理向きではないので、きちんとバージョンを管理したいものやテキストでないファイルは、Subversionなどのバージョン管理システムのリポジトリに入れます。

リポジトリのファイル(のhead)をWikiなどから参照したいことがあります。

そこで、httpプロトコルでファイルを得られるように、ViewVC (旧ViewCVS) をインストールします。

入手

入手と言っても、Fedora 7 Linuxにはパッケージが用意されています。yumコマンドでインストールします。

パッケージがないときは、下記サイトから入手します。

設定

設定ファイルはviewvc.confファイルです。Fedora 7 Linuxの場合は、/etc/viewvc ディレクトリにあります。

Subversionのリポジトリのパスを記入します。

svn_roots = svn: /var/リポジトリへのパス

ViewVCの設定が正しいか確認するため、いったんスタンドアロンで起動します。

# cd /usr/lib/python2.5/site-packages/viewvc/bin
# python standalone.py -h ホスト名

デフォルトのbindホスト名はlocalhostなので、別ホストからアクセスするときはオプションでサーバのホスト名を与えます。

Webブラウザで表示できるかアクセスしてみます。

[TODO: 画面]

Apacheの設定

Apache のための設定ファイルが /etc/httpd/conf.d ディレクトリに用意されています。別ホストからアクセスできるように書き換えます。

/etc/httpd/conf.d/viewvc.conf ファイル:

Alias /viewvc /usr/lib/python2.5/site-packages/viewvc/bin/mod_python/viewvc-mp.py
Alias /viewvc-static /usr/share/viewvc/templates/docroot

<Directory /usr/lib/python2.5/site-packages/viewvc/bin/mod_python>
    AddHandler python-program .py
    PythonHandler handler
    Order deny,allow
    Allow from クライアントのIPアドレス
    Allow from 127.0.0.1
</Directory>

httpd を再起動すれば完了です。

結論

初期状態での見た目はRedmineのほうが良いですが、差分の表示(ハイライト)、ファイルのダウンロードなどもできて、満足です。

日本語のファイル名、日本語のコミットログも問題なく表示できます。

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