Q's Web Board 1.6

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このページは以前のバージョンの説明ページです。最新版は Q's Web Board から入手できます。

概要 / Features

Q's Web Boardはプライベート向けのWeb掲示板です。

Web掲示板を設けているWebサイトは数多くありますが,単純に公開された, 誰でも書き込めるものは,困った書き込みに神経を使わなければなりません。

Q's Web Board v1.x は, Webサーバの認証機構を用いることで, IDとパスワードがある人のみが閲覧,書き込みできるように設定できます。

バージョン1.x は、一つのインスタンスで一つの掲示板となります。複数の掲示板を設置したいときは、バージョン2.0以降を利用してください。

  • 利用者向け:
    • 設定によりHTTPサーバの認証を使うようになっている場合は, 発言者名を自動で表示。
    • 同一内容の多重発言は無視
    • HTMLタグは不可
    • 行頭の'>'は引用として色を変える
    • 別の発言へのリンクを張れる。リンクを張られた発言からのリンクも表示
    • 添付ファイルを付けれる。
    • 「返信」ボタンで引用できる
    • 過去の発言を全文検索できる。
  • 管理者向け:
    • データベース (RDBMS) を必要としない。CGIが動く環境であればインストール可能。
    • 設定により, スレッド表示可能。
    • 管理者権限で発言を削除できる

スクリーンショット / Screenshots

WebBoard

導入 / Install

アーカイブの public/ 以下は, $HOME/public_html/board/ などに置いて, 外部に公開します。private/ 以下は, public_html の外に置いて, Webサーバの外から見えないようにします。

以下では,ユーザー名が foo, ホームディレクトリが /home/foo, Webサーバの公開ディレクトリが /home/foo/public_html で, このディレクトリが http://hostname/~foo/ というURLで公開される場合を想定します。

  1. アーカイブの解凍
    /opt$ tar xzvf board-1.2.2.tar.gz
    
  2. ファイルのコピー

    リンクを張るのではなく、ファイルをコピーします。

    /opt/board-1.2.2$ cp -r public /home/foo/public_html/board
    /opt/board-1.2.2$ cd ~/public_html/board
    ~/public_html/board$ mv dot.htaccess.sample .htaccess
    
  3. 認証の設定

    閲覧,投稿できる人を制限するために, Webサーバが認証をおこなうように設定します。.htaccessファイルに, 次を加えます。

    AuthType Basic
    AuthName board
    AuthUserFile /home/foo/board/htpwd
    require user foo       # ユーザを追加する場合、行を追加します。
    require user username1
    require user username2
    

    AuthUserFile命令は,ユーザ名とパスワードが書かれたファイルの名前を設定します。Require命令はアクセスを許すユーザ名を設定します。

    /home/foo/board/htpwd ファイルの内容は, 例えば, 次のようになります。

    foo:xuhbeueueieiei
    user1:Ga0wowowow
    user2:sW89.wkdkd
    

    パスワードファイルの生成は, 手元の環境で, htpasswd コマンドを実行します。詳しくは htpasswd - Manage user files for basic authentication - Apache HTTP Server などを参照してください。

    掲示板ユーザを追加するには, .htaccess ファイルとパスワードファイルの両方に, 行を追加します。

    ユーザがパスワードを変更することはできません。

  4. Q's Web Boardの設定

    まず, path-conf.rb ファイルで, APP_ROOT を設定します。

    データディレクトリの設定などは, APP_ROOT/config/board-conf.rb ファイルで行います。

ダウンロード

必要なライブラリ:

Version 1.6.0 (2012.2.29)

10年ぶりのリリース。

ファイル / Download:
webboard-1.6.0.tar.gz
主な変更点 / Changes:
  • ライセンスを GNU Affero General Public License (AGPL) Version 3 に変更。異なるライセンス形態での使用許諾を希望される場合は、お問い合わせください。
  • 全体的なリファクタリング.

Version 1.5.0 (2002.6.29)

ファイル / Download: board-1.5.0.tar.gz (30,607 バイト)
主な変更点 / Changes:
  • Translation to English was added. Thanks to Urban Nilsson.

Version 1.4.0 (2002.4.13)

ファイル:board-1.4.0.tar.gz(28,837バイト)
主な変更点:
  • リファクタリング。

Version 1.3.8 (2001.11.1)

ファイル:board-1.3.8.tar.gz(27,508バイト)
主な変更点:
  • アクセスログを取るようにした。パスワードの漏洩による成りすましを察知するのに使える。
  • メール配信できるようにした。告知に使うのに便利になった。
  • 管理者が投稿メッセージを削除できなくなっていた? 修正した。

さらに古い履歴

v1.1.0 2000.01.07 (土)

  • 設定ファイルを開けない場合にエラーメッセージを表示するようにした。
  • 別の発言を参照できるようにした。

v1.1.1 2000.01.29 (土)

  • 管理者削除は本当に削除するのではなく,public_htmlの外へ移動するようにした。
  • 添付ファイルを付けれるようにした。
  • 管理者削除された発言を「削除」と表示するようにした。

v1.2.0 2000.02.20 (日)

  • 各発言に「返信」ボタンを付けた。

v1.2.1 2000.03.05(日)

  • HTTP_REFERERのチェックを入れるようにした

v1.2.2 2000.03.26(日)

  • 検索機能を追加した。

v1.3.0pre1 2000.04.30 (日)

  • スレッド表示機能を追加した。

v1.3.1 2000.05.29(月)

  • 複数の発言への返信ができるようになった。
  • 添付ファイルの拡張子を保存するようにした。
  • 発言数が9999を超える場合に対処した。

v1.3.2 2000.06.24(土)

  • 発言数が少ない場合に,発言後表示がおかしくなる問題に対処した。
  • その他いろいろ

v1.3.3 2000.07.04(火)

  • スレッド表示のときの発言エリアを別に設けることにした。
  • 投稿をキャッシュしてスピードアップを図った。
  • 一部のWebブラウザを考慮し,HTTP_REFERERチェックを省いた。

v1.3.4 2000.11.05(日)

  • 添付ファイルの拡張子が.pl .cgiなどのときにエラーになる問題に対処。
  • その他

v1.3.5 2001.01.14(日)

  • Ruby 1.6.2でエラーになる問題に対処

v1.3.6 2001.03.25(日)

  • メッセージ本文に含まれるURIをHTMLリンクとして表示するようにした。
  • Ruby 1.6.3で動作確認。
  • その他

v1.3.7 2001.04.04(水)

  • マニュアルを書き直した
  • 添付ファイル機能が使えなくなっていたバグを修正した