2022.04 たまには軽い記事を。
ネットワークドライヴ上のファイルを右クリックしただけで、次の警告が出ることがある。
Windowsセキュリティ「これらのファイル開くと、コンピューターに害を及ぼす可能性があります - インターネットセキュリティ設定のために、1つ以上のファイルが開かれませんでした。これらのファイルを開きますか?」
インターネットから取得したファイルでなくても表示される。こういう無意味な警告ばかり出て、無意識にスルーしていると、本当に危険なときにやらかしてしまう。
この警告の消し方については、Web 上に情報がいくつも見つかるが、条件が不十分だったり、そもそもWindows 10では誤りだったりして、有害。
結論:
P:
) を割り当てていようが、そうでなかろうが、警告の有無に関係ない. ホスト名 (\\hostname
) で警告が出るかどうか決まる。
\\192.168.1.10
) の場合、この無意味な警告が出る.
hoge.tld
) と、この警告が出る。ホスト名は英数字 1語でなければならない。意味が分からない。
もしかして、多くのWebサイトの解説は昔は正しかったのかもしれないが、あまりそういう動作変更も考えにくいので、昔から誤りだったのでは? と思う。
エクスプローラでは「ネットワークの場所」と表示される。この例では、IPアドレス形式でネットワークドライブを割り当てている。
この場合は警告が表示される。
次のような解説が多いが、これは、警告の有無には関係がない。
コントロールパネルの「インターネットオプション」を開く。
[セキュリティ]タブ -- インターネット、ローカルイントラネット、信頼済みサイト、制限付きサイト, の4種類がある。
よくある解説では、このうちローカルイントラネットの「サイト」に警告が出るホストを登録すればよい、と書いてある。 しかしながら、Windows 10 ではそもそも [サイト] ボタンが無効になっている。
※ 有効になっている環境もあり、一口にWindows 10といっても挙動にばらつきがある。
いずれにしても、この設定は関係ない。一体何をテストしたのか・・・
/etc/hosts
ファイルにホスト名を登録し、そのホスト名でネットワークドライブを割り当てる。
この際、ホスト名は1語にすること。
手順!
C:\Windows\System32\drivers\etc
フォルダ, hosts
ファイルを開く
192.168.0.9 orange orange.fruits
「保護ビュー 注意 - インターネットから入手したファイルは、ウイルスに感染している可能性があります。編集する必要がなければ、保護ビューのままにしておくことをお勧めします。[編集を有効にする]
こちらも、インターネット上から入手したファイルでなくても、表示される。原因は同じ。上記の hosts
ファイルの対応だけで表示されなくなる。
こちらも、わざわざセキュリティ水準を落とすような記事が多いが、すべて誤り。
Excel のファイル - オプション, [トラストセンター]タブから[トラストセンターの設定...]ボタンをクリック。
「自分のネットワーク上にある信頼できる場所を許可する (推奨しません)」 - 推奨しません、という言葉の意味をよく考えてほしい。