Redmineでプロジェクト管理
(2007.10.22 新規作成)
(2011.6.30 更新。)
Redmineは、Bug (Issue) Tracking System (課題追跡システム; BTS, ITS) の一つです。課題管理にとどまらず、プロジェクトマネジメントのための幅広い機能を持ち、プラグインで機能を拡張することもできます。オープンソースのBTS, ITSでは最強のうちの一つではないかと思います。
Redmineの特徴:
- 複数のプロジェクトを扱える. ネストもできる。
- 並行してプロジェクトが走るときに便利
- プラグインで拡張可能
- デザイン性
- ブルーを基本とした洒落たデフォルトデザイン。テーマを差し替えて違う色づかいにもできる。
インストール
プロジェクトのネスト
Redmineでは、プロジェクトをネストさせることができます。(親プロジェクト/子プロジェクト)
親プロジェクトのチケット一覧, ガントチャート、カレンダなど各種画面には、親プロジェクトのチケット(課題)と子プロジェクトのものが両方表示されます。文書タブには、子プロジェクトのものは表示されません。
どのように使うか、ですが、Redmineの「プロジェクト」それ自体には期限はなく、プロジェクトのなかで「バージョン」で期限を区切ります(マイルストーン)。
ターゲットバージョンを子プロジェクトとするのは不味い。
プロジェクトとしては、継続改善する前提で、製品名を付ける、あるいは受託開発では顧客名(か顧客のプロジェクト名)を付ける、という使い方になります。子プロジェクトには、モジュールを切り出します。
グループウェアとの統合
Redmineのすべての機能は、何らかのプロジェクトに所属します。
カレンダはあるものの、「私のカレンダ」あるいは「私のグループのカレンダ」ではありません。Redmine自体はグループウェアとしては使えません。
トッププロジェクトとして自分の組織を作って、すべてのプロジェクトをその子プロジェクトにしても同様です。
Redmineの機能のうち、カレンダ、ニュース、文書、Wiki, ファイルは非表示にして、別途用意したグループウェアと統合するのがいいでしょう。
標準のモジュール
プロジェクトで使える、標準のモジュール。プロジェクトごとに有効/無効にできます。
オープンソースプロジェクトのように、広く一般に向かってリリースする成果物がある場合とそうでない場合で、有効にすべきモジュールが変わります。
ニュース, Wiki, ファイルは、前者の場合に有効にするといいでしょう。
フォーラム, 文書, カレンダは、いつでも不要に思います。
- チケットトラッキング (Issues)
- バグ追跡。プロジェクト管理の要です。
- 時間トラッキング
- ニュース
- オープンソースプロジェクトなど、広く製品をリリースする場合のみ使用。
- 文書 (Documents)
- wikiでカバーされるので、このモジュールは不要です。
- Wiki
- シンプルなWikiです。いくつでもファイルを添付できます。
- ファイル (Files)
- リリースファイルの置き場。Subversionがあれば不要ではないか、という意見もありますが、儀式としてのリリースは重要だと思います。ただし、広く製品をリリースするのではないプロジェクトでは、このモジュールは不要。
- フォーラム (Forums)
- 掲示板。不要 (チケットを使え)。
- リポジトリ (Repository)
- Subversionなどのバージョン管理システムのリポジトリを表示できます。
- カレンダ
- 不要 (グループウェアを使え)。
- ガントチャート
- チケットから自動的に生成される。PDFでの出力も可能。
バックアップの取りかた
普通にデータベースをバックアップすればいいですが、wikiの添付ファイルは、データベースではなく、ファイルとして保存されます。要注意です。
Wiki
RedmineのWikiは、非常にシンプルな作りです。リポジトリのディレクトリやファイルを指すときは、専用の記法がないので、URLを書き込みます。