ふつうの共有フォルダではできない特徴として, ファイルの版管理があります。
それぞれのファイルには, バージョンが付いています。下の画面では, このファイルのバージョンは1.1です。
画面右側の [新規バージョンのアップロード] から、ファイルを更新できます。
この画面で, 下にスクロールしていくと, このファイルのバージョン履歴も表示されています。過去のバージョンを取り出すこともできます。
初期設定では, SMB (CIFS) 経由で更新したファイルも, 自動的にバージョン管理されます。
[Alfresco4] 設定ファイルは, tomcat/webapps/alfresco/WEB-INF/classes/alfresco/model/contentModel.xml です。
<type name="cm:content"> を探します。
</properties> と </type> の間に, 次のように追加します。(下線を引いたところ)
<type name="cm:content"> <title>Content</title> (略) </property> </properties> <mandatory-aspects> <aspect>cm:versionable</aspect> </mandatory-aspects> </type>
(2014.7) Community Edition バージョン5.0 で, 挙動と設定方法が変わっています。
初期設定では, auto-versioning が有効になっています。SMB (CIFS) 経由でファイルを更新しても、すべてのファイルについて自動的にバージョンが振られます。
ファイルごとに, バージョン管理をoff にすることもできます。アスペクトの管理から変更します。
「バージョン管理可能」を現在選択済みのリストから外すと, バージョン管理されなくなります。
通常はこの挙動でいいように思いますが, デフォルトでバージョン管理を行わず, 特定のファイルだけバージョン管理をおこないたい場合は, auto-versioning を切ります。
tomcat/shared/classes/alfresco-global.properties ファイルを編集します。次の行を追加します。
version.store.enableAutoVersioning=false
rootになり, systemctl restart alfresco で, alfrescoサーバを再起動します。
(2014.7 ここまで)