Daemonshogi は、UNIX/Linux用の、gtk+ベースのシンプルな将棋プログラムです。Masahiko Tokita氏がオーナーとして開発しています。
動機
2008年4月現在、最後のリリースが2005年12月のバージョン0.1.4で、gtk+ 1.x + GNOME 1.x 環境向けです。
今どきのLinuxディストリビューションではもはや、GNOME 1.x用のソフトウェアはコンパイルできないし、バイナリを実行するのも難しくなりつつあるので、gtk+ 2.x 用に修正してみました。
また、TCP/IP でCSA将棋サーバに接続できるようにしました。FrontPage - shogi-server Wiki
余談
フリーの将棋ソフトは、Windows用なら例えば、「うさぴょん」や「K-Shogi」などがあります。しかし、手元の機械では、Wine上でうまく動いてくれない。
UNIX用だと、gnushogiにX用のGUIが付いてきますが、何というか、チェスっぽくて気に入りません。また、動作も不安定です。
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履歴
0.2
(2009.1.10) revision 386
- fixed: 将棋盤をflipしたときに棋譜の表示が乱れたり通信対戦が不正になっていたのを修正。
- ソースコードの一部をC++に移行。
- 棋譜に変化を記録できるようにした。まず、「将棋道場」ホームページ で公開されている定跡データを読み込めるようにした。
TODO:
- 定跡データは、ほかにも例えば、定跡倉庫番 などがある。
0.1.4gtk2-0.5
(2008.10.23) revision 366
- CSA将棋サーバへ接続し、ネットワーク越しに対戦できるようになった。まだエラーチェックが不十分。
- コードのcleanup.
- 棋譜モードで、棋譜ウィンドウの手をクリックするとその局面へ移動する機能の復活。
- fixed: 棋譜ファイルを読み込んだときに、棋譜ウィンドウに反映されなかった。
- fixed: ゲーム中に待ったをすると棋譜ウィンドウがおかしくなっていた。
- fixed: プレイヤー情報が文字化けしていたのを修正。ちょっと表示位置がおかしい?
TODO:
- 通信対戦で、待ったボタンなどが有効のまま。
- 千日手チェックがない。
- 打ち歩詰めのチェックもない。
- flipすると棋譜の表示が正しくない。通信対戦時にflipすると不正な手を送信。駒が抜けてる。
0.1.4gtk2-0.3
(2008.9.17) revision 351
- CSA将棋サーバへの接続。(まだ途中)
- libgnomeuiへの依存を取り去り、gtk+だけでコンパイルできるようにした。
- pixmapのインストール先を変更。Aboutダイアログにロゴが出るようになった。
- 引き続き、ウィンドウ生成にgladeのコードを使うように修正。棋譜の保存。
0.1.4gtk2-0.2
(2008.5.11)
- 今どきのCSA形式の棋譜ファイルを読み込めるようにした。
- 棋譜ウィンドウを改善。
- 手書きのコードでウィンドウを生成していたのを、gladeのコードを使うように修正。ゲーム開始、棋譜ファイルを開く。
0.1.4gtk2-0.1
(2008.4.24)
- ソースコードの文字コードをUTF-8に変更。
- gtk2 でコンパイルできるように修正。ほとんどそのままでも大丈夫だが、
- gdk_imlib 系 (GdkImlibImage) のAPIが廃止されているので、gdk-pixbuf に書き換え
- 棋譜ウィンドウが GtkList だったので、これを GtkTreeView に変更。
- ウィンドウを定義するgladeファイルがgladeバージョン1.x用だった。glade-2/3用に変換。
- autoconf 2.61 / automake 1.10 でconfigureスクリプトを作り直し。